PTSDの痛みを抱える心に寄り添うやさしい時間


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2026年01月10日
PTSDの痛みを抱える心に寄り添うやさしい時間
過去の出来事は、いつも記憶として整然と残って
いるとは限りません。
思い出そうとしていなくても、日常のふとした瞬間に、
心や体が反応してしまうこともあります。
頭では落ち着いているつもりでも、体の緊張だけが先に
現れる。何が引き金になったのか分からず、
ただ違和感だけが残る。
そんな状態に直面したとき、どう受け止めればいいのか
分からなくなることもあるかもしれません。
ここでは、その迷いの中にある心の動きを、
少し距離を取りながら見つめていきます。
🤲 心と体が守ろうとする動き
PTSDの反応は、心だけの問題ではなく、体の働きと
深く結びついています。
危険を感じた経験が強く刻まれると、心と体は同じ状況が
再び起こらないよう、常に周囲を警戒するような状態に。
緊張が抜けにくかったり、落ち着いたはずの場所で息が
詰まるように感じたりするのは、その働きが今も
続いているためです。
💙 体に現れる反応のかたち
✅ 突然体がこわばる
✅ 呼吸が浅くなり、息苦しさを覚える
✅ 安心できる状況でも気が休まらない
こうした反応は、考え方を切り替えただけで静まるもの
とは限りません。無理に抑え込もうとすると、かえって
体がこわばってしまうことも。
体が先に反応しているときは、どうにかしようとせず、
その状態に気づくこと自体が、ひとつの関わり方になる
場合もあります。
🌱 日常に溶け込む揺れ
PTSDの影響は、はっきりとした症状だけでなく、
日常の中に紛れていることがあります。
特別なきっかけがなくても、理由の分からない疲れや
不安が残る。人との距離をどう取ればいいのか
分からなくなる瞬間が増える。
以前と同じように過ごしているはずなのに、
どこか噛み合わない感覚が続くこともあります。
🌚 見えにくい変化
✅ 刺激に対して過敏になる
✅ 気持ちの切り替えに時間がかかる
✅ 休んでいても緊張が抜けない
こうした変化は、心と体が安全を確かめ続けている
結果として現れる動き。
見えにくい揺れに気づくことは、自分を疑う材料ではなく、
今の状態を知るための手がかりになります。
🌿 急がずに向き合うという選択
PTSDと向き合う過程では、元の状態に早く戻ろうとする
気持ちが生まれやすくなりがちです。
ただ、心と体の反応は、速度を合わせてくれるとは
限りません。
過去の出来事を詳細に語ることだけが向き合い方ではなく、
今感じている違和感や体の感覚に目を向ける時間も、
同じくらい意味を持ちます。
🌷 日々の中で意識できること
✅ 安心できる行動や環境を把握する
✅ 強い反応が出たときは刺激を減らす
✅ 比較や評価から距離を取る
無理に前向きな意味づけをする必要はありません。
心の反応をそのまま置いておくことが、結果として安定に
つながる場合もあります。
🌟 心の声を置いていける場所
PTSDの痛みは、言葉にしづらい性質を持っています。
理解されるかどうかを考えるだけで、心がさらに緊張
してしまうことも。
私たちウェル・カウンセリング・ルームでは、過去を
整理することを急がず、今の心の動きを丁寧に扱う姿勢を
大切にしています。
渋谷・表参道の落ち着いた環境で、感情がまとまって
いなくても、そのまま言葉にしていける時間を
大切にしています。
話す内容に順序や正解はありません。言葉にならない
沈黙も含めて、心の状態として尊重される場でありたいと
考えています。
心のペースは人によって違うもの、その速度を揃える
必要は無いのです。
心の痛みをひとりで抱え続けることに疲れを感じたとき、
静かに言葉を置いていける選択肢があることを思い出して
もらえたらと思います。
必要なときに、心を休ませる場所としてそばにいられたら
幸いです。

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